どうかあなたのはとの魂を 野の獣にわたさないでください。 貧しい者のいのちをとこしえに忘れないでください。
岩の裂け目、がけの隠れ場におるわがはとよ、 あなたの顔を見せなさい。 あなたの声を聞かせなさい。 あなたの声は愛らしく、あなたの顔は美しい。
わたしがあなたがたをつかわすのは、羊をおおかみの中に送るようなものである。だから、へびのように賢く、はとのように素直であれ。
貧しい者は常に忘れられるのではない。 苦しむ者の望みはとこしえに滅びるのではない。
わたしは柔和にしてへりくだる民を、 あなたのうちに残す。 彼らは主の名を避け所とする。
雲のように飛び、 はとがその小屋に 飛び帰るようにして来る者はだれか。
わが愛する者よ、 見よ、あなたは美しい、見よ、あなたは美しい。 あなたの目は、顔おおいのうしろにあって、 はとのようだ あなたの髪はギレアデの山を下る やぎの群れのようだ。
彼は義をもってあなたの民をさばき、 公平をもってあなたの貧しい者をさばくように。
たとい彼らは羊のおりの中にとどまるとも。 はとの翼は、しろがねをもっておおわれ、 その羽はきらめくこがねをもっておおわれる。
あなたの群れは、そのうちにすまいを得ました。 神よ、あなたは恵みをもって 貧しい者のために備えられました。
わがはと、わが全き者はただひとり、 彼女は母のひとり子、 彼女を産んだ者の最愛の者だ。 おとめたちは彼女を見て、さいわいな者ととなえ、 王妃たち、そばめたちもまた、彼女を見て、ほめた。
主よ、立ちあがってください。 神よ、み手をあげてください。 苦しむ者を忘れないでください。